ゆーきの本棚
ユメかウツツか 5

ユメかウツツか 5

咲坂 伊緒 集英社 2026年3月24日

感想

孫が「今流行ってる漫画だよ」と勧めてくれたので、思い切って手にしてみました。正直なところ、この年で漫画を読むのは少し照れくさかったのですが、読み始めたら一気に引き込まれてしまいました。 第5巻では、これまで積み重ねられてきたストーリーが見事に花開く瞬間が描かれています。キャラクターたちの心情表現が実に丁寧で、絵と台詞が一体となって物語を深く伝えてくるんですね。人生経験が長い分、登場人物たちの葛藤や選択の重みがひしひしと伝わってきます。 何より素晴らしいのは、この物語が「夢と現実」という普遍的なテーマを扱っていながら、決して説教くさくないという点です。読んでいて、自分自身の人生を重ね合わせる場面も何度もありました。定年を迎えた今だからこそ、心に響く表現が随所にあります。 話題の作品というのは伊達ではないと実感しました。年齢を問わず、多くの人の心を動かす理由がよく分かります。