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月とコーヒー ノクターン

月とコーヒー ノクターン

吉田篤弘 徳間書店 2026年4月1日

感想

話題になっているこのシリーズを、ようやく手に取ってみました。 正直なところ、最初は短編集ということで気軽に読めるだろうという軽い気持ちでした。でも開いてみると、これが本当に素敵な世界なんです。吉田篤弘さんの文章は温かみがあって、一編一編がまるで大事な友人から聞く思い出話のよう。10枚程度という短さだからこそ、余計な装飾がなく、本質的な優しさが伝わってくるんでしょう。 パート帰りの疲れた時間に、コーヒーを飲みながらこの本を読むというのが、私の最近の楽しみになってしまいました。登場する人物たちの何気ない日常や小さな喜びが、こちらの心をほんわりと温めてくれるんです。どこから読んでも大丈夫というのも便利で、その日の気分で選べるのが良い。 7年愛され続けて10万部というのも納得です。派手さはないけれど、何度も読み返したくなる。そういう本って、本当は一番贅沢な本なんだと思います。娘にも勧めたいくらいです。

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