みくの本棚
感想

最近、書店で目立つ場所に平積みされていたのでつい手にとってしまいました。高層マンションでの怪事件と、四人の若者それぞれの証言というストーリーに、なんだか惹かれたんです。 読み始めてみると、登場人物たちの複雑な感情や関係性が丁寧に描かれていて、それはよかったのですが、正直なところ、ミステリーの部分では少し物足りなさを感じてしまいました。謎解きに向けてのテンポが、私好みの速さではなかったのかもしれません。 ただ、若い世代の心情描写は細やかで、それぞれの登場人物に愛おしさを感じさせるところは作者の工夫が伝わります。パート仕事の合間に読むには、ちょうどいい分量の文庫版も助かりました。 結局のところ、話題になっているだけあって、読んで損はないというレベルでしょうか。もう少し意外性があれば、もっと引き込まれたかなと思います。ミステリーと純愛の融合という試み自体は悪くないんですけれど。

ブクログからブクマへ
かんたん引っ越し

読書記録や感想をそのまま移行。
数分の準備で、ブクログの本棚をブクマへ。

詳しく見る
ブクログからブクマへの引っ越しイメージ