ものがわかるということ

ものがわかるということ

養老 孟司

出版社:祥伝社 出版年月日:2023/02/01

祥伝社 | 2023/02/01

4.33
本棚登録:5人

みんなの感想

感想

養老孟司さんの本ですね。タイトルだけ見て、難しいのかなと思ったけれど、読んでみたら意外と気軽に楽しめました。 「わかるって何だろう」という素朴な問いかけから始まるんですが、難しい理屈をこねくり回すのではなく、日常の中でぽんと気づくような話ばかり。パートで仕事をしていると、若い子たちの考え方がさっぱりわからないことがよくあるんですけど(笑)、この本を読んでいると、そういう違いもまた「わかること」なんだと思えてくるんです。 養老さんのものの見方って、何か肩の力が抜ける感じ。完全に理解しなくたっていい、わかろうとする気持ちが大事なんだってことが、素直に伝わってきます。八十歳前後だからでしょうか、人生の終わりに近づいた今だからこそ、こういう話が心にしみるのかもしれません。 気軽に読める実用的なエッセイとしても、人生について考えるきっかけとしても、いい一冊だと思いました。

感想

話題になっているこの本、ようやく手に取る機会がありました。養老孟司さんのエッセイということで、どんな内容なのか興味津々だったんです。 「ものがわかるとは何か」という根本的な問いに、淡々と向き合う姿勢がいいですね。教師として何十年もの経験を積んだ著者だからこそ、こんなシンプルで奥深い問い方ができるんだと感じました。読んでいると、私たちが日常で「わかった」と思い込んでいることが、実はどれほど曖昧なものか気付かされます。 難しい理屈ではなく、身近な例を交えながら説明してくれるので、パート帰りの疲れた頭でも読み進められました。特に「学ぶこと」と「考えること」の関係性について書かれた部分は、自分の人生経験と照らし合わせて考えさせられました。 年を重ねるごとに「わかった気になる」ことが増えていた自分に、改めて考え直す大切さを教えてくれた良い一冊です。思考が柔らかくなるような読み心地で、何度も返り読みしたくなる内容でした。

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