てつの本棚
感想

京都を舞台にした狸と天狗の物語ということで、手に取ってみました。いやはや、これは予想外の面白さです。 下鴨家の四兄弟が繰り広げる騒動の数々は、もう見事なまでにテンポよく、くすくす笑える場面の連続。特に末弟・矢四郎の頼りなさ加減には思わず応援したくなりますし、兄たちのキャラクターも立っていて個性的。教室で生徒たちの個性を見てきた身としては、こういう兄弟関係のダイナミクスは本当に良く描かれているなと感じます。 京都の風景を背景にした狸や天狗の世界観も、独特で魅力的。人間関係の複雑さや、家族の絆といった深いテーマが、コミカルな表面の下に流れているのが良い。ちょっと疲れた日に、肩の力を抜いて読むのに最高です。続きが気になってしまい、次巻へと進んでしまいました。日常生活の息抜きにぴったりな一冊です。

ブクログからブクマへ
かんたん引っ越し

読書記録や感想をそのまま移行。
数分の準備で、ブクログの本棚をブクマへ。

詳しく見る
ブクログからブクマへの引っ越しイメージ