てつの本棚
ハレー彗星の館の殺人 老令嬢探偵の事件簿(1)

ハレー彗星の館の殺人 老令嬢探偵の事件簿(1)

ロス・モンゴメリ / 村山 美雪 KADOKAWA 2026年2月25日

感想

孤島の館で次々と起こる殺人事件、という古典ミステリーの王道設定ですね。79歳の毒舌老令嬢と少年院帰りの召使いというコンビの取り合わせは確かに新鮮で、この二人のやり取りを読むのが本書の主な楽しみどころだと感じました。 ただ、実際に読んでみると、設定の面白さに比べて物語の進み方がやや単調というか、予測できる展開が多いんです。犯人探しのプロセスも丁寧なのですが、どうしても「あ、この人かな」と早めに見当がついてしまう。謎解きの快感よりも、キャラクターの個性に支えられている印象ですね。 バンコ版ということで手軽さはありますし、電車の移動時間にさくっと読むには十分です。ミステリーの新しい傑作を期待して読むと肩透かしを食うかもしれませんが、昔懐かしいクローズドサークルものが好きな人なら時間を潰すのにちょうどいい一冊。シリーズものらしいので、続きが気になるという人もいるでしょう。個人的には、まあこんなものかな、といった感じです。

ブクログからブクマへ
かんたん引っ越し

読書記録や感想をそのまま移行。
数分の準備で、ブクログの本棚をブクマへ。

詳しく見る
ブクログからブクマへの引っ越しイメージ