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新装版 続・森崎書店の日々

新装版 続・森崎書店の日々

八木沢 里志 小学館 2025年11月26日

感想

前作がそんなに好評だったから、続編も期待して読んでみたんですよね。あの独特の温かさ、古書店という空間で描かれる人間関係の繊細さ——それは相変わらず健在です。ただ…正直なところ、物語としての新鮮さが少し薄れたかなという印象は拭えません。 登場人物たちの日常は相変わらず丁寧に描かれていて、ページをめくる心地よさはあります。でも話の展開が予測の範囲内に収まってしまう場面が多くて、「ああ、こうくるのか」という感じで読み進めてしまいました。恋愛のくだりも含めて、もう少し意外性があってもよかったのかな。 仕事で疲れた日の気軽な読書にはぴったりな一冊ではあります。巻末の掌編も素敵でした。ただ、続編として読むには、前作からの物語的な進展や深掘りがもっとあってもいいんじゃないかなと感じてしまいました。世界的ベストセラーの続編って難しいんでしょうね。