本男の本棚
君は月夜に光り輝く +Fragments

君は月夜に光り輝く +Fragments

佐野 徹夜 KADOKAWA 2019年2月23日

感想

ライトノベルは普段あまり手に取らないジャンルなんですが、評判が良かったので試しに読んでみました。本編の続編という位置づけのようですね。 まみずと卓也の関係性を通じて、生と死、愛について考えさせられるテーマは悪くありません。特に限られた命を懸命に生きた少女の話というのは、66年この世界にいる身としては、何か胸に響くものがあります。 ただ、正直なところ、ライトノベルという形式自体が私には少し読みにくかったというのが本音です。登場人物たちの心情描写はそこそこ丁寧ですが、後半のエピソード集となると話の流れが散漫に感じられて、没入感が薄れてしまいました。本編を読んでいないせいもあるのかもしれませんが。 感動的な場面もあるにはあるんですが、何か浅く感じられてしまって。もう少し深みのある表現があれば、もっと心に留まったかもしれません。若い世代には響く作品なんだろうなとは思いますが、私にはちょうど合わなかった、そんな印象です。

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