成瀬は天下を取りにいく

成瀬は天下を取りにいく

宮島 未奈

出版社:新潮社 出版年月日:2025/06/25

新潮社 | 2025/06/25

4.50
本棚登録:5人

みんなの感想

本屋大賞受賞作ということで手に取ったんですが、これは本当に良かった。成瀬という女の子のキャラが最高で、彼女の奇想天外な行動と思い切った人生観に、読んでて思わず引き込まれてしまいました。 何がいいかって、中学生のこの子が「二百歳まで生きる」なんて目標を掲げちゃう、その純粋さと覚悟のギャップですよ。フリーランスの身として、人生に対する向き合い方を改めて考えさせられました。自分も社会人になってからどこか"無難"を選びがちになってたんだなって。 幼馴染の島崎との関係性も素敵で、青春小説としての完成度が高い。話の運び方も気持ちよくて、一気読みしちゃいました。ただ、後半に向けてちょっと駆け足かなって感じたので星は4つで。でもこれは本当に多くの人に読んでほしい作品。自分のなかでも印象に残る一冊になりました。

この本、本当に最高です!成瀬あかりっていう主人公がとにかくすごくて、彼女の突拍子もない行動とか言動を追ってるだけで、もう引き込まれてしまいます。 私も中学生だから、同年代の女の子が次々と繰り出す奇想天外な計画を見てると、こんなに自由に、こんなに前のめりに人生を生きられるのか!って驚きの連続。西武大津店の閉店という現実とのズレが、すごく良い味出してるんですよ。ローカルTVに映りたいとか、M-1に出るとか、いろんなエピソードが積み重なるたびに、成瀬のことがどんどん好きになっていく感じ。 文章も読みやすいし、笑えるポイントもあって、でもちゃんと青春のきらめきみたいなものも感じられます。本屋大賞を取ったのも納得。こういう、型にはまらない女の子の話、私たちの世代にこそ響く気がします。友達にも絶対オススメしたい。今すぐ続編が出ないか確認したいくらいです。

本屋大賞受賞作ということで手にとった一冊ですが、予想以上に引き込まれました。成瀬あかりという主人公のぶっ飛んだ行動力と純粋さが、これほどまでに魅力的だとは。 41歳になると、つい現実的な思考に陥りがちですが、この小説を読んでいると当時の若々しさを思い出させてくれます。西武大津店の閉店という限られた時間のなかで、ローカル番組やお笑いなど、何度も目標を変えながらも突き進もうとする主人公の姿勢。その一見チグハグな人生観こそが、逆に「生きる」ことの本質を問いかけているようで深いんです。 地元にこだわり、周囲を巻き込み、時には無謀にも見える選択をしていく。ビジネス書では学べない、人間らしい成長ストーリーとして読めました。仕事で疲れた心がリセットされるような読後感も良かった。話題作の理由が納得できる、本当に素晴らしい青春小説です。