莉子の本棚
感想

このような作品があるのかと、正直驚きました。ウェブで話題になっていたと聞いて、年甲斐もなく手に取ってみたのですが、これが本当に引き込まれました。 ラブホテルという一見暗いイメージの舞台設定ながら、二人が気送管という限られた手段で心を通わせていく様子は、どこか儚くて美しい。触れることも直接会うこともできない関係だからこそ、言葉の重みが際立つのだと感じます。 年を重ねた今だからこそ、こういった純粋な愛情の表現に心が動かされるのかもしれません。慎重な性分ですから、最初は躊躇しましたが、評判通りの作品でした。ただし、内容がデリケートな部分もありますので、読まれる方は事前に書籍説明をよくご確認になることをお勧めします。誰もが手放しで楽しめるとは言い難いかもしれませんが、文学として深く味わえる価値ある一冊だと思います。

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