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海賊とよばれた男(下)

海賊とよばれた男(下)

百田 尚樹 講談社 2014年7月15日

感想

本屋大賞の作品ということで、かなり慎重に選んだこの一冊。下巻だけの購入ですが、上巻を読んでからの継続だったので問題ありませんでした。 読み終わって、ここまで引き込まれたのは久しぶりです。実在した歴史的事件を背景にしながらも、一人の経営者の信念と行動力がこれほどまでに輝いて見えるなんて。戦後の国際政治という複雑な背景の中で、日本という国のために立ち向かっていく姿には、本当に心を揺さぶられました。 フリーランスとして働く身だからこそ、強い信念を持ちながら不可能に挑む人間の姿に、自分の人生と重ねて考えてしまいました。敵として立ちはだかる「セブン・シスターズ」や英国海軍という構図も、現代のビジネス競争と通じるものがあります。 細部まで丹念に描かれた物語は、決して退屈さがなく、最後まで一気読みしてしまいました。実在した人物だからこそ感じる重みもあります。本当に読んで良かった。

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