しんの本棚
検視官の現場

検視官の現場

山形真紀 中央公論新社 2025年12月8日

感想

図書館で目に止まって、ちょっと興味本位で借りてみました。普段は漫画とかライトノベルばかり読んでいるので、こういうノンフィクション系は新鮮でしたね。 実際の検視官の仕事について学べるのは面白かったです。日本が「多死社会」に突入しているという現実や、検視がどういう流れで行われるのか、具体的な事例を通じて理解できました。風呂溺死や孤独死など、身近なテーマが扱われているので、他人事とは思えない部分もありました。 ただ、正直なところ新書ということもあって内容が浅めというか、表面的に感じました。もっと深掘りした分析があったら、より引き込まれたと思います。また、ショッキングな事例が連続するので、読んでいて気持ちが重くなるのも事実。これが良い意味で現実を認識させる効果なのか、単に暗いだけなのか、判断が難しいところです。 勉強になる本ではありますが、特別に心を揺さぶられたわけではなく、可もなく不可もなく、といった印象に落ち着きました。