近藤の本棚
拾ったのが本当に猫かは疑わしい(4)

拾ったのが本当に猫かは疑わしい(4)

ねこ沢ふたよ アルファポリス 2026年2月16日

感想

シリーズ4巻ということで、これまでの温かさや予測可能な展開が好きな方には向いているかもしれません。ただ、正直なところ今回はやや物足りなく感じてしまいました。 モドキとのやり取りは相変わらずユーモアがあるのですが、ストーリー自体がどうしても既視感が強い。育児の大変さや周囲の人間関係の変化といったテーマは悪くないのですが、4巻目にもなると新鮮さが欠けている印象です。エンジニアとして日々論理的思考を求められる仕事をしているので、読書では少しでも意外性や深さを求めてしまうのかもしれません。 また、キャラクターたちの成長や心情の変化がやや表面的に感じられました。むしろ同じ空気感を反復しているだけでは、と感じてしまう場面も。以前のレビューでも同じような指摘があったので、シリーズとしてのマンネリ化が避けられないのかなという懸念もあります。 安定した読み心地は保証されていますが、新たな感動を求める読者には、ここで立ち止まって別の作品に目を向けるのも良いかもしれません。

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