近藤の本棚
頭のいい子を育てるおはなし366

頭のいい子を育てるおはなし366

主婦の友社 主婦の友社 2011年12月1日

感想

子どもが成長するにつれて、どんな物語を読み聞かせるべきか悩むようになりました。このような時期に本書の存在を知り、手に取ってみました。 366話という圧倒的なボリュームは魅力です。古典から現代作まで幅広くカバーされており、毎日異なる物語に出会えます。子どもの興味や成長段階に合わせて柔軟に選べるのは実用的だと感じます。 ただ正直なところ、期待と現実にはズレがありました。話数が多いぶん、個々のストーリーは相応に短くまとめられており、細部の描写や余韻が物足りない印象を受けます。「名作」と銘打たれながらも、原文の魅力をどこまで伝えられているのか疑問が残ります。 また、どの年齢層向けなのか判断しづらいかもしれません。編集方針は理解できますが、親として「本当にこれが我が子に必要か」を見極めるまでに時間がかかりました。 参考書として手元に置く価値はありますが、特定の物語との深い出会いを求めるなら、別途良質な児童文学作品を選ぶことをお勧めします。結局のところ、実際の活用シーンがどれほどあるか、それが評価を左右する気がします。

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