撃ち抜くみたいに着飾って 志賀玲太フォトエッセイ

撃ち抜くみたいに着飾って 志賀玲太フォトエッセイ

志賀 玲太

出版社:KADOKAWA 出版年月日:2026/01/26

KADOKAWA | 2026/01/26

4.40
本棚登録:5人

みんなの感想

感想

QuizKnockの志賀玲太というと、知識系エンタメの顔というイメージが強かったのだが、このフォトエッセイを読むと、その背後にある深い思考と葛藤が見えてくる。 本書は単なるファッションの話ではなく、自分らしさを模索する過程そのものを丁寧に言語化している。「当たり前のことができないことは苦しい」という一文は、新社会人である自分にも刺さった。社会的な枠組みの中で、いかに自分の価値観を保ちながら生きるかという問題は、誰もが直面するものだからだ。 Note掲載の29本のエッセイは比較的短編ながら、それぞれが自立した思考の欠片を提示している。作曲家Neruとの対談も興味深く、異なる創作者の視点から「自己表現」について考える機会を得られた。 ただ、読了後に感じるのは、もう少し深掘りされた部分があってもよかったという物足りなさだ。短編集の形式上、仕方ない部分もあるが、特に心理的な葛藤の部分でもっと詳しく知りたかった。それでも、自分が何かに迷った時に立ち返りたい一冊になった。

感想

最初は少し躊躇しながら手に取った本でしたが、読み進めるにつれ、その率直さと誠実さに引き込まれてしまいました。 QuizKnockの志賀玲太という知名度のある人物が、ここまで個人的な葛藤や願いを言語化することの勇気に感銘を受けます。「当たり前のことができないことの苦しさ」という一行で、胸が締め付けられる思いがしました。誰もが何らかのコンプレックスを抱えているはずなのに、それを堂々と語る人は少ない。そこにこの作品の価値があると感じます。 フォトエッセイという形式も効果的です。文章だけでなく、実際の装いの変化を視覚的に追えることで、より説得力を持つ物語になっています。また、Neruとの対談も興味深く、異なる視点からのアプローチが作品に深みを加えている。 気になる点としては、短編の集合体ということもあり、章によって濃淡があるように感じた部分もあります。しかし、その集合体だからこその多角的な視点は、むしろ長所と言えるかもしれません。 本を閉じた後、「自分らしさを大切にすること」の重要性をあらためて考えさせられました。仕事で疲れた日々の中での、良い思考の整理になりました。

感想

QuizKnockの志賀玲太さんによる本作を読みました。正直なところ、購入前は「YouTuberのエッセイ」という枠組みで判断してしまいそうでしたが、レビューの評価が高かったので思い切って手に取ってみて、本当に良かったです。 この本は単なるファッションの話ではなく、自分らしくあることの難しさと大切さについて、とても誠実に綴られています。著者が好きな服を着るまでの29年間という長い道のりが描かれていて、その葛藤や喜びの描写に何度も共感させられました。39歳の私たちの世代は、「こうあるべき」という無言のプレッシャーを感じながら生きてきた人も多いはず。そうした中で、自分の好きなものを大切にすることの勇気について改めて考えさせられます。 構成も工夫されていて、短編のようなエッセイを次々と読み進められるので、忙しい日常でも少しずつ読むことができました。作曲家Neruとの対談も興味深く、異なる視点からの考察が深まります。ずっと迷っていた方にも、ぜひ手に取っていただきたい一冊です。

感想

最近の話題の本だと聞いて手に取った一冊です。QuizKnockの志賀玲太さんという方のエッセイということで、正直なところ若い人の本かと思っていたのですが、これが実に興味深かった。 本書は、ファッションへの憧れとコンプレックスを軸に、29年間の人生が綴られています。自分も若い頃は世間体や親の期待に縛られて、やりたいことをやれない時期がありましたから、その苦しさがよく伝わってくる。著者が「当たり前のことができないことは苦しい」と書いている言葉には、心が揺さぶられました。 特に良かったのは、noteに掲載された短編的なエッセイが集められているため、一編ずつ読めて疲れない。80歳の身には、このくらいの分量が心地よい。作曲家Neruとの対談も、異分野の人物との視点の違いが新鮮で、現代の若い世代の考え方を理解する助けになりました。 ファッションという普遍的なテーマを通じて、自分らしく生きることの大切さが伝わってくる良い作品。年配の読者にもぜひ読んでほしい一冊です。

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