結翔の本棚
ちょっと角の酒屋まで

ちょっと角の酒屋まで

角田光代 オレンジページ 2026年2月18日

感想

角田光代のエッセイってなんか気になってて、この本手に取ってみたんですよ。正直最初は「大人向けかな」って思ってたんですけど、全然そんなことなかった。 日々の何気ないことをつらつら書いてるだけなんですけど、めっちゃ面白い。冷蔵庫の生姜にカビが生えたとか、空港で食材没収されたとか、こんなしょうもないことで笑わせてくるのやばい。自分たちの日常でもあるようなことなのに、角田光代が書くと妙に味わい深くなる感じ。 エッセイ特有の「教訓を学ぼう」みたいな説教くささが全然なくて、ただ「こんなことがありました」っていう書き方だから読みやすい。漫画を読むくらいの気軽さで読めちゃう。食べ物や旅の話が多いから、そういった描写も挿絵みたいに脳内で浮かんでくる。 気取らない筆致って説明の通りで、著者の人柄がそのまま伝わってくるのが良い。つい続きが気になって一気読みしちゃいました。大人っぽい内容だけど、高校生の自分でも普通に楽しめるエッセイ本だと思う。

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