別冊ダ・ヴィンチ 有栖川有栖のミステリな世界

別冊ダ・ヴィンチ 有栖川有栖のミステリな世界

有栖川 有栖

出版社:KADOKAWA 出版年月日:2026/03/23

KADOKAWA | 2026/03/23

4.00
本棚登録:7人

みんなの感想

感想

有栖川有栖の作品にはまってから、この著者についてもっと深く知りたいと思っていたところでこの本を見つけました。ミステリ好きなら必読の一冊だと言えます。 ロングインタビューでは、火村英生、江神二郎、濱地健三郎といった魅力的な探偵たちがどのように生み出されたのか、著者の創作思考が垣間見えます。特に印象的だったのは、書き下ろし短編「足跡と轍」。既存シリーズとの繋がりを感じながら、新たな謎解きの喜びを味わえました。 書斎紹介のグラビアセクションは、創作の現場を想像させてくれて興味深い。また、杉江松恋や法月綸太郎といった著名なミステリ評論家・作家たちによる論考や対談も質が高く、有栖川作品の魅力をより立体的に理解できました。 ただし、すでに著者の主要作品をいくつか読んでいる人向けの内容という印象は拭えません。作品を読んだことがない人が最初に手にするには、やや敷居が高いかもしれません。とはいえ、ファンには充実した内容で、じっくり読む価値のある一冊です。

感想

有栖川有栖のファンなら買って損はないんじゃないかな、というのが率直な感想です。火村英生や江神二郎といった彼の作品に登場する探偵たちについて、作者自身がどう思っているのかを知れるロングインタビューは興味深い。書き下ろし短編も含まれているし、書斎紹介なんかは、執筆環境を知ることで作品がより深く読めるようになるかもしれません。 ただ、既に有栖川作品をたくさん読んでいる人間にとっては、対談や特集記事の再録が多いせいか、特に新鮮な驚きはありませんでした。本編の小説というより、著者論や評論が中心なので、もう一段階踏み込んだ創作秘話を期待していた自分としては、やや物足りなかった部分も。 エンジニアの仕事の息抜きに気軽に読む分には、ちょうどいい分量だし、好きな作家について知識を深められるという点では悪くない。ただ、これまで以上にハマるきっかけになるかというと、微妙なところですね。有栖川本人のファンには手に取る価値ありです。

感想

有栖川有栖のファンなら手に取る価値のある一冊だ。仕事の合間に愛読している火村英生シリーズだが、この別冊を通じてその創作世界をより深く理解できた。 特に良かったのはロングインタビューと書斎紹介のセクションだ。50を過ぎると、作品の背景にある著者の思考や執筆環境に興味が湧くようになる。有栖川がどのような環境でミステリを紡ぎ出しているのか、その一端が垣間見えるのは興味深い。 書き下ろしの短編「足跡と轍」も火村シリーズの愛好者としては嬉しい。限定的ながらも新作が読めるというのは、長年の読者への贈り物といえるだろう。論考や対談も充実しており、ミステリ作家たちによる視点の違いが刺激になった。 唯一、欲を言えばもう少しページ数があってもよかった気もするが、気軽に読める別冊としてはバランスの取れた構成だと思う。仕事で疲れた夜、こうした編集本で好きな作家の世界観に浸るのは、いい気分転換になる。

感想

有栖川有栖のファンなら絶対に手に取るべき一冊です。火村英生シリーズの大ファンとして、この別冊ダ・ヴィンチはもう手放せません。 何が素晴らしいかというと、単なる作品紹介ではなく、作者自身の創作の舞台裏が見えることです。ロングインタビューで有栖川有栖が三人の探偵たちをどのような思いで生み出したのか、その背景にある工夫や葛藤が語られていて、それまで当たり前だと思っていた場面が違う色に見えてきます。 何より嬉しいのが書き下ろし短編「足跡と轍」。もう火村英生に会えないと思っていた身としては、この新作だけでも十分な価値があります。さらに単行本未収録作品も含まれているので、長年の読者でも新しい発見がありました。 書斎訪問のグラビアも素敵で、こういう細部の企画が読んでいて楽しいですね。気軽に読める特集記事や対談も多く含まれているので、ミステリ初心者から根強いファンまで、幅広く楽しめる構成だと思います。有栖川作品の入門書としても、ファン必読書としても優秀な一冊です。

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