そうたの本棚
感想

駅伝を題材にした青春小説ということで、夏休みの合間に軽く読んでみました。中学生たちが襷を繋ぐという設定は悪くなくて、最初は引き込まれたんですよ。でも読み進めるにつれ、なんだか薄っぺらく感じてしまって。 キャラクターの掘り下げが浅いというか、個性が立ってないんです。誰が誰だか区別つきにくい場面も多くて、そこが一番もったいないなと思いました。駅伝という題材なら、各走者の背景や葛藤をもっと丁寧に描いて欲しかった。アンカーの心情とかね。 あと、メッセージ性が前面に出すぎている感じがしてます。「仲間と頑張ることの大切さ」的な教訓が、やや押し付けがましく感じられました。もう少し自然に物語に溶け込ませられたら、ぐっと良くなったと思う。 三十代のおっさんには、ちょっと予定調和に見えてしまいました。悪い本じゃないんだけど、心に残るものがあまりなかったのが残念です。

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