追憶のサマーセット イヴ&ローク61

追憶のサマーセット イヴ&ローク61

J・D・ロブ / 青木悦子

出版社:ハーパーコリンズ・ジャパン 出版年月日:2026/04/10

ハーパーコリンズ・ジャパン | 2026/04/10

4.00
本棚登録:3人

みんなの感想

感想

文庫本は手軽に読めるというのが魅力だと思っていて、このサマーセット作品も通勤時間にちょうどいいペースで読み進められました。ただ、正直なところ、特に引き込まれるような強い感動は得られませんでした。 登場人物たちの関係性や物語の展開は丁寧に書かれているんですが、どこか期待していた以上のインパクトがなくて。読んでいる間は悪くないな、と思うんですけど、読み終わった後に心に残るものがあまり感じられないというか。エンジニアの仕事をしながら読むには負担がないのはいいのですが、だからこそ、もう少し心をつかむ何かが欲しかった気がします。 物語自体は完成度が高いと思うし、嫌いではないんです。ただ、わざわざ手に取ってもう一度読みたいかと言われると…という感じでしょうか。時間に余裕がある時に気軽に読むなら、まあ悪くない選択肢だと思います。

感想

夏の夜間に文庫本を片手に、ついつい時間を忘れてしまいました。懐かしい時代の空気感と、人間関係の微妙な綾がうまく描かれていて、引き込まれてしまったんです。 イヴとローク、ふたりのキャラクターが本当に生き生きしていて、彼らの会話を読んでいると、自分も一緒に時間旅行をしているような気持ちになります。自営業で毎日いろいろなことに追われている私だからこそ、こういった感情的な物語が心に沁みるんでしょうね。 ただ、中盤少し展開が緩くなる部分もあって、そこで星ひとつ減らしました。でもそれでも、全体としてはとても満足できる一冊です。登場人物たちの思いや後悔、喜びが詰まった物語として、大切に読了できました。文庫サイズで気軽に読めるのも、気ままな自分にぴったり。このシリーズをまた読みたくなるような、そんな作品に出会えて良かった。

感想

最近、書店で話題になっていると聞いてすぐに手に取ってしまいました。この文庫本は、期待通りの素晴らしい出来栄えです。 イヴとローク、この二人の関係性が実に魅力的に描かれています。長年生きてきた身からすると、人生の後半にこうした深い繋がりを見つめ直すという題材は、心にしみじみ響いてきます。著者の筆致は優雅で、各ページが思い出を大切に扱うような丁寧さがあります。 何度も人生経験を重ねてきたからこそ、登場人物たちの葛藤や喜びが一層身近に感じられるのでしょう。読んでいて自分自身の人生も振り返る機会になりました。文庫という手頃なサイズも、就寝前のひとときに読むのにちょうどよい。 現代でこのような上質な物語が出版されているということが、なんとも嬉しい。定年退職後、時間を持て余すことも多いですが、こうした良い本との出会いは人生を豊かにしてくれます。ぜひ同じ世代の方々にもお勧めしたい一冊です。

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