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白鳥とコウモリ

白鳥とコウモリ

東野 圭吾 幻冬舎 2021年4月7日

感想

東野圭吾の最新作ということで期待して読み始めたんですが、正直なところ「可もなく不可もない」という感じに落ち着きました。 2017年と1984年を行き来する構成や、複数の事件が絡み合う設定は興味深いんです。プログラミングで複数の処理が並行して走るような感覚で、その絡み合いがどう収束するのかと期待しながら読み進められました。ただ、中盤から後半にかけて、その複雑さが必ずしも物語を深くしていない感じを受けてしまった。 テーマとして「罪と罰」を掲げているだけあって、主人公の告白と動機について深く掘り下げようとしているんでしょう。でも、読み終わった時点で「結局何が言いたかったのか」という疑問が残ってしまいました。仕事で疲れてる時に読むにはちょうどいいボリュームですが、もう一度読み返してみたいとは思わないかな。東野圭吾の傑作『白夜行』のような衝撃が欲しかった。

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