子どもについ強い口調で叱ってしまう日々から解放されたくて、この本を手に取りました。正直なところ、育児本は堅苦しいものばかりだと思っていたのですが、この本は違いました。 著者の視点が本当に新鮮で、「叱り方を学ぶ前にほめ方を学ぶ」というアプローチには目からウロコ。実際、ほめ方が上手くなると親子関係全体が変わってくるんですね。具体的な事例がたくさん載っているので、自分の家庭に当てはめやすく、すぐに実践できる内容ばかりです。 難しい育児理論を無理なく学べるのが素晴らしい。読んでいて「あ、うちの子にはこのほめ方が効果的かもな」と思える瞬間が何度もありました。育児に悩むすべての親におすすめしたい一冊です。日々の子育てがぐんと楽になると思いますよ。
最近登録された他の本の感想
2026年08月20日
Netflix映画『This is I』を見てから、ずっと気になっていたこの本をようやく手に取りました。和田耕治医師という人物を知らなかった自分が恥ずかしいくらい、本当に素晴らしい一冊です。 当時の日本ではタブーとされていた性別適合手術に、医師として覚悟を決めて向き合った和田医師の人生って、本当にドラマティック。医学知識がなくても読みやすく、むしろ一人の人間としての葛藤や信念が伝わってきて、引き込まれてしまいました。600人以上の患者さんと向き合った医師の姿勢から、私たちが忘れかけていた大切なものを思い出させてくれます。 映画を見た後だからこそ、より深く理解できる内容になっていますね。写真も加えられた新版は、より視覚的に和田医師の時代背景を感じられます。社会的なタブーに立ち向かった一人の医師の物語として、多くの人に読んでほしい一冊。気軽に読める本を探している時でも、心が揺さぶられるような作品に出会えるって素敵だなと改めて感じました。
2026年08月03日
ずっと気になっていた朝井リョウの『何者』をようやく読み終わりました。就活生という限られた時間の中で揺れ動く若者たちの心情が、ここまでリアルに描かれているんだという驚きです。 SNSでの自分と実際の自分のギャップ、親への見栄、同世代との競争意識…。誰もが心のどこかに持っているけれど、目を背けたくなる感情たちが次々と浮き上がってきます。登場人物たちを通じて、自分自身も問い詰められているような、そんな緊張感が最後まで途切れません。 母親になった今だからこそ感じることもあります。親の期待と本人の迷いのズレ、それでも前に進もうとする若者たちの切実さ。子どもたちがいずれ直面するこの世界について、深く考えさせられました。 終盤の展開も秀逸で、「あ、そういうことか」と目からウロコが落ちる瞬間がありました。気軽に読める一冊ではないけれど、それだけの価値がある傑作だと思います。同年代の方にも、お子さんのいる方にも強くおすすめしたい一冊です。
2026年07月29日
テレビで見かけるTAKAHIROさんの本ということで、どんな内容かな?と手に取ってみました。正直、自己啓発本は少し敬遠していたのですが、これは違いました。 押し付けがましくなく、本当にそっと寄り添ってくれるような言葉ばかり。特に「軽自動車の気分でいこう」という表現が好きです。自分のペースを認めてくれる、そういった優しさが随所に感じられます。 家事と育児の日々で、ついつい「私なんて」と考えてしまうことがあるんですね。でもこの本を読んでいると、そういう気持ちもいたって普通で、立ち止まることも悪くないんだと思えてくる。TAKAHIROさん自身の経験が詰まっているからこそ、説得力があるんだと思います。 短く読める言葉ばかりなので、気分が落ち込んだときに開く、そんな相棒になりそう。完璧を目指さず、今の自分でいいんだと感じさせてくれる一冊でした。
2026年07月21日
パリをテーマにした本ということで、気軽に手に取ってみたのですが、正直期待と現実のギャップが大きかったです。 ビジュアルブックとしての魅力は認めるのですが、ストーリー展開がやや散漫というか、何を中心に読み進めればいいのかが曖昧に感じてしまいました。外国ミステリーとして期待していた謎解きの要素も、今ひとつ引き込まれる力に欠けていて、途中で読むペースが落ちてしまったんです。 翻訳の問題なのか、それとも原著の構成なのか判断しかねますが、登場人物たちの心情や事件の背景がもう少し丁寧に描かれていれば、もっと没入できたのではないかと思います。パリの風景や雰囲気を楽しむという点では良いのですが、読み物としての満足度は残念ながら高くありませんでした。 気軽に読む本を探している方なら、もう少し別の作品を検討してみてもいいかもしれません。
2026年07月15日
暴力団の運転手兼護衛という、かなり危険な設定が面白そうだと思って手に取りました。主人公・依子のキャラクターが本当に魅力的です。暴力を唯一の趣味とする女性という、一見すると単純な設定なのに、彼女の内面の複雑さが丁寧に描かれていて、ページをめくる手が止まりませんでした。 会長の一人娘との関係性も興味深く、二人の間に生まれる信頼と秘密のレイヤーが絡み合うことで、物語がどんどん深くなっていく感覚があります。「血が逆流するような描写」というキャッチフレーズ通り、アクションシーンはかなり迫力があります。ただ暴力的なだけでなく、その先にある人間関係の機微を感じさせる書き方が秀逸だと思いました。 主婦業に疲れた日の気分転換に読むには最高の一冊。重い内容ですが、適度な速度感と圧倒的な世界観で、一気読みしてしまいました。女性キャラの描き方も素敵で、また著者の作品を読みたくなりましたね。
2026年07月15日
ピアノコンクールという、一つの舞台を通じて、これほどまでに人間ドラマを描ける作品があるとは思いませんでした。登場人物たちの思いや背景がどんどん明かされていく過程が本当に素敵で、気づくと一気読みしていました。 子育てが一段落して、最近また小説にはまっているのですが、この作品は本当に「読んでよかった」と心から思える一冊です。音楽そのものへの知識がなくても、各キャラクターの音への向き合い方、才能と努力のはざまで揺れ動く心情がしっかり伝わってきます。 特に印象的だったのは、若い世代だけでなく、いろいろな人生経験をした人たちが、みな真摯に音楽と向き合っている姿勢。人生の異なる段階にいる私たちを見つめ直させてくれるというか、何かを夢中になって追求することの素晴らしさを思い出させてくれました。 長編ですが、ページをめくる手が止まりません。ベストセラーになるのも納得の傑作だと思います。
2026年07月06日
ラブライブのファンの子どもに「面白いマンガがあるよ」と勧められて読んでみました。正直、元のアニメについて詳しくない私でも、キャラクターたちの日常を描いた4コマとか短編は気楽に楽しめます。 ただ、正直なところ「あ、そっか」くらいの感じで、特別ハマるほどではありませんでした。公式の縛りに抗いながら描き続けたというコンセプトは面白いんですけど、それが読んでいてどう活きているのか、私には今ひとつ伝わってこなかったような…。 同好会メンバーたちのキャラが立ってるのは伝わるし、ファンならもっと楽しめるんだろうなというのは推測できます。スクフェスの懐かしい4コマも、やってた人には堪らないんでしょう。付録のカードが付いてるのも、推し活中の人には嬉しいポイントですね。 軽く読める娯楽作品として、悪くはないです。ただ、シリーズをしっかり追ってる人向けの一冊という印象は否めません。
2026年07月05日
夫がテレワークで仕事をしている様子を見ていて、「AIって本当に使いこなせている人って少ないんだな」と感じていた矢先にこの本と出会いました。正直、ビジネス書は難しいものが多いので敬遠していたのですが、この本は全然違いました。 Microsoft 365の導入支援をしている実務家ならではの視点で、現場レベルの悩みに丁寧に答えてくれます。資料作成のレビューから返信文の作成まで、実際に「あ、これ困ってる!」という場面がたくさん出てくる。複雑そうなAIの使い方も、「こんなふうに指示すればいいんだ」という具体例で示してくれるので、自分もやってみたくなります。 何より良かったのは、テクノロジーに追いつけない人間への配慮がある点。専門用語もちゃんと説明してくれるから、PCスキルが高くない私でも「これなら試せそう」と思えました。家事の効率化にだって応用できそうな工夫もあって、意外と生活に近い内容です。仕事をしている人にはもちろん、これからAIとどう付き合うか考えている人にもおすすめできます。
2026年07月04日
小川糸さんの本は以前から好きで、このエッセイ集も迷わず手に取りました。 日本全国の食堂を巡る旅の記録なんですが、単なる「おいしい食べ物紀行」ではないんです。訪れた先々で出会う人たちの人生や想い、そして彼らが作る料理への向き合い方が丁寧に描かれていて、読んでいると自分も一緒に旅をしているような感覚になります。山形の山の茶屋、沖縄の森の中の食卓、能登の復興の話など、どれもが印象的です。 小川糸さんの文章は相変わらず静謐で美しく、読んでいてとても落ち着くんですよね。主婦として毎日台所に立つ身からすると、料理を作る人たちの真摯さや工夫、そこに込められた想いがすごく響きました。食べることって、こんなに豊かで深いものなんだと改めて感じさせてくれます。 ただ、もう少しバラエティ豊かな職業の人たちの話も読みたかったかなという気もするので、星は4つで。でも本当に素敵な一冊です。台所で疲れた時や、ちょっと心がしぼんでいる時に読むと、元気をもらえそうな本だと思います。
2026年07月04日
このシリーズを読み始めてから、もう13巻なんて…!毎回心が温かくなるのに、今巻も期待通りでした。 雪祭りの盛り上がりが本当に素敵で、スライムトランポリンをお祭りに取り入れようとするケンのアイデアにはクスッと笑ってしまいました。このシリーズの良さは、こういう日常的でほっこりした出来事に、キャラクターたちみんなが一緒に盛り上がる過程を丁寧に描いてくれることなんですよね。 雪像制作の場面も楽しくて、各キャラクターが個性を出しながら作品を完成させていく様子が目に浮かびます。ケンをはじめ、仲間たちとの関係性がまた一段と深まっているのが感じられて、長く続いているシリーズだからこその魅力だなって思いました。 優勝者がどうなったのかは、ぜひ手に取って確認していただきたい!掴みから結果発表まで、ページをめくる手が止まりませんでした。毎日家事に追われている日々でも、このシリーズを読むとリセットできます。次の巻もすぐに読みたくなる、そんな中毒性のある素晴らしい作品です。
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