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感想

ピアノコンクールという、一つの舞台を通じて、これほどまでに人間ドラマを描ける作品があるとは思いませんでした。登場人物たちの思いや背景がどんどん明かされていく過程が本当に素敵で、気づくと一気読みしていました。 子育てが一段落して、最近また小説にはまっているのですが、この作品は本当に「読んでよかった」と心から思える一冊です。音楽そのものへの知識がなくても、各キャラクターの音への向き合い方、才能と努力のはざまで揺れ動く心情がしっかり伝わってきます。 特に印象的だったのは、若い世代だけでなく、いろいろな人生経験をした人たちが、みな真摯に音楽と向き合っている姿勢。人生の異なる段階にいる私たちを見つめ直させてくれるというか、何かを夢中になって追求することの素晴らしさを思い出させてくれました。 長編ですが、ページをめくる手が止まりません。ベストセラーになるのも納得の傑作だと思います。

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