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感想

伊坂幸太郎の殺し屋シリーズ、とうとう読みました!『グラスホッパー』『マリアビートル』と続いてきた系列の最新作『AX』ですが、期待を上回る面白さです。 タイトルの「AX」が何を意味するのか、最後まで引っ張られました。主人公の殺し屋が「恐妻家」というキャッチコピーも秀逸で、物騒な職業なのに家庭人というギャップが物語全体に不思議な温かみを与えています。 伊坂作品の魅力って、登場人物たちの会話の妙にあると思うんです。このAXでも、ユーモアとシリアスが交錯する台詞の応酬がテンポよく進んでいって、一気読み必至。複数の視点が交わっていく構成も上手で、バラバラだった要素が最後にきれいに繋がる快感がある。 大学院の研究で疲弊している時に読むと、本当に良い気分転換になります。重く考えすぎず、でもちゃんと考えさせられる。そういう気軽に楽しめるエンタメ小説って、実は書くのが難しいはずなのに。本屋大賞ノミネートも納得です。シリーズ未読の人もそこから入れるくらい完成度が高い。

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