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感想

都市伝説をテーマにした物語って、ついつい一気読みしちゃいますよね。この『都市伝説解体センター 断篇集 痕』も、そんな引き込まれる面白さでした。 呪いの箱に事故物件、謎の赤い雨など、日常に潜む不可思議な現象を扱いながらも、その背後にある「真実」に迫るっていう設定がいいんです。単なるホラーじゃなくて、各事件には丸みのある解釈があって、読後にはなるほど感が残ります。廻屋渉たちキャラクターの掛け合いも自然で、調査員のあざみと先輩バイトのジャスミンの関係性も魅力的。 新書というコンパクトなフォーマットながら、収録されている6篇それぞれが独立しながらも世界観で繋がっているのが上手だなって思いました。原作ファン向けのエピソードもあるということですが、初見でも十分楽しめます。 個人的には、日常の隙間にある不気味さと、ちゃんと理性で解き明かそうとする姿勢のバランスが好きです。気軽に読める都市伝説ミステリーとしても、じっくり考えさせるエンタメとしても、いい塩梅の一冊だと思います。

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