page_diaryの本棚
絵本論

絵本論

瀬田貞二 株式会社 福音館書店 1985年11月1日

感想

子どもの頃に読んだ絵本って、今思い返すと不思議な力を持ってたなあって感じます。そんなことを考えながら手に取った一冊です。 著者が長年にわたって追求してきた「絵本とは何か」という問いかけは、確かに興味深いポイント。子どもたちにとって本当に必要な物語とは何なのか、丁寧に考察されている点は好感が持てました。研究的なアプローチながらも、所々に著者の絵本への想いが感じられて、その部分は読んでいて温かい気持ちになります。 ただ、正直なところ全体的には「うーん」という印象が拭えません。論文としての厳密さと読みやすさのバランスが、私にはちょっと噛み合わない感じ。大学院の研究に活かせるような深い知見もあるんでしょうけど、気軽に読書を楽しみたい気分のときには少し重く感じられました。 絵本について本格的に学びたい人には良い一冊だと思いますが、私みたいなカジュアル読者にとっては、参考になるところと退屈に感じるところが混在している、というのが正直な感想です。

ブクログからブクマへ
かんたん引っ越し

読書記録や感想をそのまま移行。
数分の準備で、ブクログの本棚をブクマへ。

詳しく見る
ブクログからブクマへの引っ越しイメージ