みつこの本棚
日本人が知らないアメリカ 福音派、AI、ジャズ、テック右派、そして選挙

日本人が知らないアメリカ 福音派、AI、ジャズ、テック右派、そして選挙

加藤 喜之 / 竹下 隆一郎 文藝春秋 2026年10月16日

感想

最近のニュースを見ていても、アメリカという国が本当に理解しづらくなってきたと感じていました。トランプ現象にせよ、テック企業の影響力にせよ、日本のメディアではその深層が伝わってこないのです。この本はそうした疑問に直球で答えてくれます。 著者は福音派キリスト教、AI技術、ジャズ文化など、一見ばらばらに見える要素を通じて、アメリカの本質を浮き彫りにしていきます。特に興味深いのは、私たちが「自由と民主主義の国」と思い込んでいたアメリカの分裂と対立の構造を、歴史的背景から丁寧に解き明かしている点です。 新書というコンパクトな形式ながら、内容は実に奥深く、各章を読むたびに「ああ、そういうことだったのか」という発見がありました。70年余りの人生経験の中で様々な時代を見てきた者として、国家の変容とその危機を冷静に分析する視点に共感できます。複雑で混沌としたアメリカを理解したいと思っている方には、特におすすめしたい一冊です。

ブクログからブクマへ
かんたん引っ越し

読書記録や感想をそのまま移行。
数分の準備で、ブクログの本棚をブクマへ。

詳しく見る
ブクログからブクマへの引っ越しイメージ