そして誰もゆとらなくなった

そして誰もゆとらなくなった

朝井 リョウ

出版社:文藝春秋 出版年月日:2025/07/08

文藝春秋 | 2025/07/08

5.00
本棚登録:5人

みんなの感想

感想

シリーズ完結編ということで、前作未読のままでしたが思い切って手に取ってみました。正解でした。 このエッセイ集、とにかく笑います。公務員という職柄、職場で読むのは本当に危険。会議中に変な顔になったことか。著者の日常で繰り広げられるドタバタの数々——結婚式の余興、ダンスレッスン、催眠術体験など——どれもが絶妙な角度からの自虐ネタになっていて、登場人物のキャラも濃くて最高です。 特に印象的だったのは、ごく日常的な出来事が次々と予想外の方向へ進んでいく、その緩急のつけ方。大げさでもなく、ふざけすぎることもなく、でも確実に面白い。公務員という地に足ついた職業をしてると、こういう「ありそうな話」だからこそ余計にツボに嵌まるんでしょう。 文庫書き下ろしの2編も充実していて、このボリュームで満足度が高い。気軽に読める系統の本を好む自分にとっては理想的。シリーズ完結というのが残念なくらい、また続きが読みたくなります。

感想

図書館で何気なく手に取った本だったんですけど、これがマジで面白かった。タイトルからして笑える雰囲気が伝わってくるし、実際に読んでみると期待以上でした。 エッセイなので気軽に読めるのが良いですね。漫画とライトノベルが好きな自分でも、この軽妙で笑える文体は本当に引き込まれます。特に修羅場での腹痛のくだりや、ダンスレッスンの屈辱シーンは、公共の場で読むと本気で吹き出してしまいそうになる。授業中に読むときは気をつけないとやばいレベル。 シリーズ完結編ということで、前作を読んでいない自分でも全く問題なく楽しめたのが嬉しいポイント。文庫書き下ろしの短編も含まれてるから、ボリューム感もあります。日常の些細な出来事をこんなに面白く、そしてリアルに書けるってすごいなって思いました。気軽に笑いたいときの一冊として、マジでおすすめです。

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