みつこの本棚
宇宙は何でできているのか

宇宙は何でできているのか

村山斉 幻冬舎 2010年9月1日

感想

長年のボランティア活動を通じて、社会の見方が次第に大きくなってきました。個人の問題から地域、国家、そして地球規模へ。この本は、その先にある宇宙そのものへ視点を広げてくれました。 素粒子物理学という難しいテーマながら、著者の説明は驚くほど親切です。私たちの身体を構成する原子がどこからやってきたのか、宇宙の誕生から現在までの壮大な物語が、ゆっくりと紐解かれていく。その過程で「私たちはなぜ存在するのか」という根源的な問いへ向き合うことができました。 特に感動したのは、最も小さい粒子の研究が、最も大きい宇宙の謎を解く鍵になるという相互関係です。スケールは異なっても、物理法則という普遍的な秩序が貫いている。人生の終盤にさしかかった今、宇宙という無限の時間軸の中に自分たちが存在することの意味を考えずにはいられません。 新書という手軽なフォーマットで、ここまで深い思考へ導いてくれる良書です。

ブクログからブクマへ
かんたん引っ越し

読書記録や感想をそのまま移行。
数分の準備で、ブクログの本棚をブクマへ。

詳しく見る
ブクログからブクマへの引っ越しイメージ