読書日和の本棚
自然卵養鶏法増補版

自然卵養鶏法増補版

中島正 農山漁村文化協会 2001年6月30日

感想

高専の授業で持続可能な農業について学ぶことになって、この本を手に取ってみました。正直、最初は「養鶏の本?」って感じであんまり期待してなかったんですが、読んでみたら意外とおもしろかったです。 現代の大規模な企業養鶏の問題点と、それに対する自然循環型農業のアプローチについて、すごくわかりやすく説明されてます。石油と輸入穀物に依存した養鶏がどうして限界を迎えるのか、その理由がちゃんと納得できる形で書かれてるんですよね。 著者が提案している「小羽数平飼い養鶏」という方式も、理想的な理論だけじゃなくて、実際にどうやって運用するのかっていう具体的な部分まで書いてあって良かった。高専で機械や効率を学ぶ立場だからこそ、こういう「自然とのバランスを取る」視点が新鮮に感じました。 ただ、もう少し図表とか写真があってもよかったかなって思います。でも全体的には、農業に興味がある人はもちろん、エネルギーや環境問題に関心がある人にも絶対おすすめできる一冊です。

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