裕子の本棚
感想

朝井リョウさんの新作ということで手に取りました。いやあ、これは面白い。最初は登場人物の視点の独特さに戸惑いましたけど、読み進むにつれてぐいぐい引き込まれていきました。 この本、一見すると難しそうですが、実は私たちが日常で感じる違和感や不安が、こんな形で表現できるんだなと目からウロコでしたよ。主人公の尚成という男性の心の動きが、とても繊細に、そして時にユーモアを交えて描かれています。パートで働く私も、職場での人間関係について改めて考えさせられました。 分厚い本ですし、文章も独特の流れなので、読むのに時間はかかるかもしれません。でも、ゆっくり時間をかけて読む価値は十分にあります。朝井さんの筆力の高さが随所に感じられて、78年生きてきた身としても、新しい表現方法に出会える喜びがありました。気になる方には、ぜひおすすめしたい一冊です。

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