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お金の不安という幻想

お金の不安という幻想

田内学 朝日新聞出版 2025年10月7日

感想

教育現場で話題になっていたので、手に取ってみました。 子どもたちの金銭感覚が多様化している昨今、この本が教えてくれる視点は本当に示唆的です。「老後資金2000万円問題」のような不安に駆られて投資に走る学生や、親の年収で人の価値を測ろうとする子どもたち。私たち教員の世代では考えもしなかった問題が山積みです。 著者が提示する8つの問いは、単なるお金のテクニック論ではなく、人生設計そのものの問い直しになっています。特に「労働と投資、どちらが報われるか」という問いかけには、自分自身の教員人生と照らし合わせて考えさせられました。 不安を希望に変えるという終着点に至る道筋も説得力があり、金融リテラシー教育の指針としても活用できそう。ただし、構成がやや複雑で、人によっては要点の整理に手間取るかもしれません。それでも現代的な課題を直視した良書です。教員仲間にも勧めたいと思います。

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