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機動戦士Zガンダム 第四部 ザビ家再臨

機動戦士Zガンダム 第四部 ザビ家再臨

富野 由悠季 KADOKAWA 1987年11月26日

感想

懐かしいガンダムシリーズのライトノベル化という触れ込みに引かれて手に取りました。アニメの記憶も朧げながら、あの時代のモビルスーツ戦が小説でどう表現されるのか興味深かったんです。 読んでみると、原作アニメの流れを踏襲しつつ、文字での描写で戦闘シーンや人物の心理描写を丁寧に追っているのは評価できます。カミーユやフォウといった登場人物の葛藤も伝わってきます。ただ、ザビ家再臨というタイトルの割に、その存在感が思ったより薄いというか、話の中盤から後半にかけて物語の焦点がやや散漫になっている印象を受けました。 エゥーゴとティターンズの対立、そしてアクシズ勢力という複数の勢力が絡み合う設定は複雑で、全体像を把握しながら読むのに若干の疲労感があります。40代の身としては、懐かしさと新しい解釈の両立を期待していたのですが、可もなく不可もなくといった感じでしょうか。ファンには十分楽しめる一冊だと思いますが、新規層への入口としては少し敷居が高いかもしれません。

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