れんの本棚
入社1年目の教科書

入社1年目の教科書

岩瀬 大輔 ダイヤモンド社 2011年5月1日

感想

部下の指導を任される機会が増えて、最近「仕事の教え方」について考えることが多くなった。そんなときに見かけた本書を手に取ったのだが、これが想像以上に良かった。 著者が掲げる3つの原則は、一見すると当たり前のように思える。しかし読み進めていくと、自分自身が実践できていないことばかりで肩身が狭くなる。特に「50点で構わないから早く出せ」という原則には、完璧主義に陥りがちな自分の仕事スタイルを見直すきっかけをもらった。 50の具体的な行動指針は実務的で、すぐに現場で活かせるものばかり。新入社員向けの本ではありながら、40代のビジネスパーソンにとっても、自分の仕事姿勢を問い直す鏡になってくれる。部下への指導の際も、この本の内容を参考にできるだろう。 気になるのは、内容的には昔からある基本的な仕事哲学の焼き直しという点。ただし、それだけに時代を超えた普遍的な価値があるのだと思う。話題作として話聞きかじるのではなく、実際に手に取る価値のある一冊だ。