小さな故意の物語

小さな故意の物語

東野 圭吾

出版社:講談社 出版年月日:2026/04/15

講談社 | 2026/04/15

4.50
本棚登録:3人

みんなの感想

感想

東野圭吾のこの作品集は、本当に手頃で素晴らしい。文庫本だからお値段もお手頃だし、三つの短編が一冊に詰まっているから得した気分になりますね。 収録されている三作品、どれもそれぞれ異なる味わいがあって面白い。愛情だの孤独だのといった人間らしい感情が、丁寧に紡ぎ出されているんです。長年生きてくると、こういう複雑な心の動きがよく理解できるようになるのか、登場人物たちの気持ちがしみじみと伝わってきました。 東野圭吾というと、難しくて知的な話ばかりだと思っていたのですが、この作品集は違った。気軽に読み進められるのに、ちゃんと考えさせられる部分も多い。寝る前に少しずつ読むのに、ちょうどいい長さです。 パート勤務で疲れているときでも、するすると読めてしまった。休日の午後、コーヒーを飲みながらめくるのが最近の楽しみになっています。同じ年代の方はもちろん、若い人にも是非手にとってもらいたい一冊ですね。

感想

東野圭吾の短編集ということで、話題度も高いし手に取ってみました。ワンコインの文庫というのも手軽で良い。 三つの物語を読み進めると、東野圭吾の本質的な魅力がコンパクトに詰まっていることに気づきます。人間関係の綾、ちょっとした嘘や誤解が生み出す悲劇と喜劇。会社員生活が長いと、こうした「小さな故意」が人生にもたらす影響の大きさが身に沁みて理解できるんです。 特に良かったのは、短編だからこそテンポよく読めるのに、深い余韻が残ること。どの作品も愛情と孤独がテーマなんですが、押し付けがましくなく自然に心に届きます。仕事が忙しい日常の中でも、通勤時間や休憩時間にさっと読める長さながら、考えさせられるしっかりとした内容。 まさに入門書として最適だと思います。すでに東野圭吾を読んでいる人にとっても、改めて彼の創作の幅と深さを確認できる一冊です。ワンコインという価格設定もいかにも出版社の親心を感じさせますね。

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