りくの本棚
弱虫ペダル 99

弱虫ペダル 99

渡辺航 秋田書店 2026年3月6日

感想

インターハイも大詰めということで、ついつい最新巻も手に取ってしまいました。長く続いている作品だからこそ、キャラクターたちの成長や葛藤の積み重ねが効いてくるんだろうなと感じます。 99巻は1日目の決着から2日目へと舞台が移る転換点。各チームの選手たちがそれぞれの思い思いで次のレースに臨む準備をしている様子が描かれています。複数のキャラクター視点が交錯する展開で、全員が活躍する大規模な大会ならではの面白さがありますね。 ただ正直なところ、ここまで長く続くと話の進み方に少し停滞感を感じてしまうのも事実。もちろんキャラの掘り下げや心理描写は丁寧なんですが、新社会人として限られた時間で読むと「次のターニングポイントはいつ来るんだろう」と少し急かされた気分になってしまいます。 競技漫画としての基本は十分押さえられているし、ファンであれば確実に楽しめる一冊だと思います。ただ私個人としては、可もなく不可もなく、という印象に落ち着いてしまいました。次巻への期待値は高いです。