文子の本棚
感想

このシリーズをずっと追いかけているので、新作が出るたびについ手に取ってしまいます。今回も期待通り、いや期待以上に面白かった! 木部美智子というキャラクターがね、本当に魅力的なんです。記者として事件を追う過程で、一見バラバラに見える犯行が実は繋がっていることに気づく場面の緊張感、それがずっと続くんですよ。年を重ねた私でもページをめくる手が止められませんでした。 特に印象的だったのは、犯人の動機を巡る葛藤の部分。いじめられていた人物が犯人だと確信しても、その動機が完全には理解できないというもどかしさ。人間関係の複雑さや心情の揺れが丁寧に描かれていて、単なる犯人探しではなく、深い人間ドラマになっているんです。 仕事から帰ってきた夜に、少しずつ読み進める楽しみがありました。軽く読めるのに内容が濃い、そういう小説って本当に貴重です。同窓生たちの過去が明かされていく構成も見事で、次々と謎が解けていく快感もありますし。このシリーズがこれからどうなるのか、ますます目が離せません。

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