文子の本棚
感想

孫と一緒に読む本を探していて手に取ったこの本、最初は子ども向けだからと思っていたのに、大人の私まで引き込まれてしまいました。 主人公が突然目にした不思議な世界の描写が、もう本当に素敵なんです。タンポポがいっぱい咲いている情景なんて、子どもの頃に見た懐かしい風景のようで、読んでいて心がふわっと温かくなりました。著者の言葉選びが上手で、「ふわふわしたウサギ」や「あたたかな黄色い」という表現が、そのまま目の前に見えるようです。 ファンタジーとしての面白さはもちろん、この年になると、子どもが抱く驚きや不安、そして冒険心といった感情がいかに大切かということが改めて分かります。パートの合間に気軽に読める長さも気に入りました。孫に読ませるのはもちろん、同年代の友人にも勧めたくなる一冊です。冬の夜長に、こういう優しい物語はぴったりですね。

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