文子の本棚
愛蔵版 それいぬ

愛蔵版 それいぬ

嶽本野ばら 国書刊行会 2026年1月27日

感想

娘の書棚にあったこの本、タイトルが変わっていたので何気なく手に取ったんです。読んでびっくり。こんなに心がときめく言葉がぎゅっと詰まった作品があるんだなって。 嶽本野ばらさんのデビュー作だそうですが、もう本当に素敵な表現ばかり。乙女心だとか、自分らしさだとか、そういうテーマなんでしょうけれど、66歳のおばあちゃんが読んでも、何だか自分の若い頃のきらめきを思い出させてくれるんです。若い時代にこんな本があったら、もっと違う人生だったかなあなんて考えちゃいました。 文章が本当に美しくて、ページをめくるのが楽しい。難しい言葉もありますが、それでも読み進めたくなる引力があります。ちょっと疲れた日に手に取ると、心が洗われるような気分になりますね。 人生経験を重ねてからこそ、この作品の良さがわかるのかもしれません。若い人たちにはもちろん、人生の折り返し地点を過ぎた世代にもお勧めしたい、素敵な一冊です。

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