文子の本棚
夜は短し歩けよ乙女 愛蔵版

夜は短し歩けよ乙女 愛蔵版

森見 登美彦 KADOKAWA 2026年2月26日

感想

図書館で見かけた愛蔵版、あの表紙の美しさに思わず手に取ってしまいました。金箔が光る豪華な装丁に、もう開く前からときめいてしまいます。 物語は京都を舞台にした、なんともユニークなラブストーリー。主人公の「黒髪の乙女」を求める青年の奮闘ぶりがね、本当に楽しい。森見登美彦さんの描く京都の街は、どこか不思議で、現実とファンタジーが混在したような世界観。読んでいて、思わず笑ってしまう場面がいくつもあります。 何より素敵なのは、この本の持つ温かみ。若い人たちの恋愛模様を追いながらも、人生を肯定する優しさが随所に感じられるんです。年を重ねた私だからこそ、そういう言葉の端々に心がほっこりするんだと思います。 愛蔵版は函入りで、本当に大切に手元に置きたくなる仕上がり。記念に手に入れるなら、こういう特別な版で読むのが正解だと感じました。何度でも読み返したくなる一冊です。

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