文子の本棚
アラビアン・ナイト(8)

アラビアン・ナイト(8)

前嶋信次 平凡社 1989年3月1日

感想

アラビアン・ナイトの8巻目に到達しました。もう何十年も前に読み始めた物語なので、今回も懐かしさと新鮮さが同時に押し寄せてきます。 この巻も、次々と現れる不思議な話の数々に引き込まれてしまいました。異国の世界観、魔法めいた出来事、人間関係のドラマ——どれもが絶妙に編み込まれていて、パート勤務で疲れた体を癒すのにぴったりです。平凡社の文庫版は読みやすく、毎晩寝る前に数話読むのが習慣になってしまったほど。 特に今巻の登場人物たちの機知あふれる会話や、予想外の展開の連続に何度も笑ってしまいました。若い頃とは違う角度から物語が見えるようになったのか、以前気づかなかった面白さが随所に感じられます。 こういう昔からある物語が、時代を超えても色褪せず、むしろ読むたびに味わい深くなっていく——それが古典の素晴らしさなのだと改めて実感しました。残りの巻も楽しみです。

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