文子の本棚
感想

最近、新聞の書評欄で目に留まったこの本。容疑者の女性が主軸だというので、どんな話なのかと手に取ってみました。 読み始めてびっくり。こんな視点の物語があるんだと思いました。逮捕された梶井という女性が、ただの悪女ではなく、とても複雑で人間らしい人物として描かれているんです。週刊誌記者の目を通して、だんだんとその真実が明かされていく。登場人物たちの欲望や弱さが生々しく書かれていて、ぐいぐい引き込まれました。 フェミニズムだとか社会問題だとか、難しいテーマも扱っているのに、決して堅くない。むしろ人間関係のドラマとして、とても面白く読めます。女性たちの心の揺らぎや、男たちとの関係性がリアルに感じられました。 パート帰りに休日、こういう考えさせられる本をゆっくり読むのはいいものですね。最後まで目が離せず、一気読みしてしまいました。多くの人に読んでほしい、いい作品だと思います。

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