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裏の裏は表じゃない

裏の裏は表じゃない

川添 愛 筑摩書房 2026年2月12日

感想

言語学者さんの日常をエッセイで読むって、こんなに面白いんだ!って発見がたくさんありました。 著者が言葉の細かいニュアンスにこだわるあまり、日常生活で次々とつまづいていく様子が、めちゃくちゃ共感できるし、でもちょっと笑っちゃう感じ。普通の人が何も気にせず使ってる言葉を、ここまで掘り下げて考える人がいるんだって驚きの連続です。 特に好きだったのは、昔の怖かった記憶の話。具体的なものから抽象的なものへと恐怖の対象が変わっていくという視点が、本当にユニーク。こういう視点の違いって漫画やライトノベルではなかなか味わえないもので、読書の幅が広がった気分です。 ただ、エッセイなので短編が多いぶん、ちょっと物足りなく感じる部分も。もっと深掘りしてほしい話もあったかな。それでも全体的には、言葉って本当に奥深いんだなってしみじみ思わされる良い一冊でした。気軽に読めるけど、何か心に残るエッセイ、探してるならおすすめです。

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