裏の裏は表じゃない

裏の裏は表じゃない

川添 愛

出版社:筑摩書房 出版年月日:2026/02/12

筑摩書房 | 2026/02/12

4.00
本棚登録:2人

みんなの感想

感想

言語学者さんの日常をエッセイで読むって、こんなに面白いんだ!って発見がたくさんありました。 著者が言葉の細かいニュアンスにこだわるあまり、日常生活で次々とつまづいていく様子が、めちゃくちゃ共感できるし、でもちょっと笑っちゃう感じ。普通の人が何も気にせず使ってる言葉を、ここまで掘り下げて考える人がいるんだって驚きの連続です。 特に好きだったのは、昔の怖かった記憶の話。具体的なものから抽象的なものへと恐怖の対象が変わっていくという視点が、本当にユニーク。こういう視点の違いって漫画やライトノベルではなかなか味わえないもので、読書の幅が広がった気分です。 ただ、エッセイなので短編が多いぶん、ちょっと物足りなく感じる部分も。もっと深掘りしてほしい話もあったかな。それでも全体的には、言葉って本当に奥深いんだなってしみじみ思わされる良い一冊でした。気軽に読めるけど、何か心に残るエッセイ、探してるならおすすめです。

感想

このエッセイ集、めっちゃ面白かった。言語学者が日常の言葉の使い方で「あ、これ何か違和感ある」って感じる話なんだけど、読んでて自分も同じことで悩んだことあるなって思う場面がいっぱいあった。 著者が言葉への解像度が高いから、普通だったら気にしないような表現とか文脈とかに引っかかるんだよ。その葛藤の過程が淡々と、でもどこか可笑しく描かれてるから、難しい内容なのに読みやすい。言語学の専門知識がなくても十分楽しめるし、むしろ「あ、確かにそういうとこあるな」って発見できるのが良い。 ただ個人的には、もう少し短編が短くてもよかったかなって思う部分もある。でも全体的には、言葉って複雑で面白いんだなって改めて感じさせてくれるいい本。言葉遊びとか言語系の話が好きな人には特におすすめしたい一冊です。

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