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ぼくはねこの管理人2 浪漫荘おもいでダイアリー

ぼくはねこの管理人2 浪漫荘おもいでダイアリー

高橋 由太 / しまざき ジョゼ KADOKAWA 2026年2月25日

感想

第一巻の続編ということで手に取ってみました。川越の古いアパート「浪漫荘」を舞台にした、なんとも温かみのある物語です。 管理人の門脇暖が祖母の思い出の建物を守ろうと奮闘する姿や、ハチワレ猫「ちっちゃいのすけ」との関係は本当に微笑ましい。猫視点のユーモアも随所に光っています。ただ、正直なところ、物語全体としては起伏に乏しいというか、落ち着きすぎているのかもしれません。 住人たちの日常エピソードや婚活パーティーといったイベントもありますが、どれもがすんなり進行していく感じで、引き込まれる強さに欠けるように感じました。エッセイ的な読み心地を求める方には心地よいかもしれませんが、物語として何か爆発力や深みを期待していた私には、少し物足りなさが残ります。 決して つまらない作品ではなく、むしろ丁寧に描かれた佳作なのですが、続編ということもあり、もう少し何かが欲しかったというのが正直な感想です。懐かしい下町の雰囲気が好きな方には、のんびりとした時間を過ごせる一冊としてお勧めできます。

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