penの本棚
感想

投資の基礎を身につけたいと思い、手に取ってみました。素粒子物理学の研究者が金融界に転身したという著者の経歴に興味を惹かれたのもあります。 本書は「無裁定条件」という一つの基本原理から金融数学の全体像を説き起こしていく構成で、その点は論理的で好感が持てます。確率論や統計学といった概念が投資判断にどう活かされるのか、科学的アプローチの大切さが伝わってきました。 ただ、新書というフォーマットの制約もあるのでしょうか、内容がやや駆け足に感じられてしまいました。会社員として実際に応用できるレベルまで落とし込むには、やや物足りない印象です。また、数学が出てくる場面で、完全に初心者の私には説明が急に難しくなるところがあり、その辺りのつながりがもう少し丁寧だと良かったと思います。 金融知識を深めたい方への入口としては悪くありませんが、本当に初心者向けかどうかは、その人の数学スキルによるところが大きいかもしれません。

ブクログからブクマへ
かんたん引っ越し

読書記録や感想をそのまま移行。
数分の準備で、ブクログの本棚をブクマへ。

詳しく見る
ブクログからブクマへの引っ越しイメージ