莉子の本棚
人生で何かを諦めそうになった時に読む本

人生で何かを諦めそうになった時に読む本

諦めないアキラ KADOKAWA 2026年4月21日

感想

SNSで話題の著者だということで、少し興味を持って手に取ってみました。若い世代に支持されているようですが、72歳の私にはどう映るか試してみたかったのです。 本を読んでみると、「諦めていること」と「諦めていないこと」を整理する、という考え方そのものは悪くありません。人生経験の長い私からすれば、何かを諦めることの大切さは十分に理解できます。ただ、全体的には若い読者向けの励まし本という印象で、新しさを感じませんでした。 スニーカーや映画、古着といった著者個人の好きなものとの出会いを綴った部分は、読んでいて確かに温かみがありました。しかし、それらのエピソードから引き出される教訓が、やや表面的に感じられたのが正直なところです。 人生で何度も分岐点を迎えてきた身としては、もう少し深い思考や葛藤の描写があれば、より心に響いたのではないかと思います。悪い本ではありませんが、わざわざ勧めるほどの内容でもなく、可もなく不可もなく、という感じです。

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