自分の小さな「箱」から脱出する方法
大和書房 | 2006/11/01
みんなの感想
管理職として日々、チームの問題解決に追われていたとき、この本に出会いました。自分たちの行動パターンがいかに「箱の中」の思考に支配されているかを、シンプルながら深い洞察で説き明かされ、思わず膝を打ちました。 著者の主張は一見、心理学的で抽象的に思えるかもしれません。しかし、組織内の対人関係や判断の歪みを具体的な「箱」というメタファーで表現することで、非常に実践的な内容になっています。部下との関係がうまくいかないとき、自分がどのような心理状態にあるのかが明確になることで、次のアクションが見えてくるんです。 ビジネスパーソンとして、特に管理職層にとっては必読の一冊だと思います。セルフヘルプ本特有の押し付けがましさがなく、読み手が自分で考え、判断し、行動することを促してくれる。話題になっているのも納得できます。ただし、内容の深さゆえに一度の読みでは消化しきれない部分もあるので、定期的に立ち返る価値があります。
話題の自己啓発本ということで、つい手に取ってしまいました。「箱に入っている」という比喩を使って、自分たちがいかに自分を正当化し、他者を批判しているかを説いている内容ですね。 正直なところ、そこまで目新しい考え方だとは感じませんでした。人間関係における自分の視点の狭さに気づきましょう、という主張は、多くの啓発本で繰り返されている論理です。会社での人間関係や家庭内の問題を考える際には、確かに参考になる部分もありますが、実際に「箱から出る」ための具体的な方法論となると、やや抽象的な印象は拭えません。 ただし、物語形式で進むため読みやすく、翻訳本ながらストーリー展開は分かりやすいです。パート先での同僚との関係を見つめ直すきっかけにはなりました。年配の読者向けというわけではないのかもしれませんが、ある程度人生経験を積んだ者には、改めて言われるまでもない内容も多かったというのが本音です。悪くはない本ですが、特別な示唆があるわけでもなく、という感じですね。
話題の自己啓発本ということで手に取ってみたんですが、正直なところ期待と現実のギャップが大きかったですね。 メインのメッセージ自体は分かりやすいし、悪い内容ではないと思います。ただ、本の大半がストーリー形式で同じ論点の繰り返しなんですよ。エンジニアとして日々実務的な本を読む習慣があるので、もう少しコンパクトに要点をまとめてくれたら読みやすかったなと。 特に気になったのは、登場人物の自己反省のシーンが何度も出てくるのですが、読んでいて「結局何が言いたいのか」がはっきりしないまま話が進むことが多かったです。仕事から帰ってきて気軽に読む本として選んだので、もっとテンポよく読める構成を期待していました。 自己啓発系の本が好きな人や、じっくり読み込むタイプの人には合うかもしれません。ただ、忙しい人が効率的に学びたいなら、別の本を探す方が時間を有効活用できると思います。
職場の人間関係に悩んでいた時期に、同僚に勧められて手に取った一冊です。最初は「また自己啓発か」と少し構えていたのですが、読み進めるうちにぐいぐい引き込まれました。 この本の面白さは、自分の思考パターンを「箱」という概念で説明するところです。私たちが無意識のうちに陥る心理的なわなが、具体的でわかりやすく描かれています。特に教育現場では、生徒や保護者との関係構築の中で、まさにこの「箱」に入ってしまうことが多いと感じました。 物語形式で進むので、ビジネス書にありがちな堅苦しさがなく、すらすら読めるのも良い点。ただし、内容は結構深くて、一度読んだだけでは理解しきれない部分も多いです。何度か読み返す価値がある本だと思います。 実務的な対人スキルというより、人間関係の根本にある考え方を問い直させてくれる。そういう意味で、教員としても人間としても成長させてくれた良書です。