近藤の本棚
頭のいい人が話す前に考えていること

頭のいい人が話す前に考えていること

安達 裕哉 ダイヤモンド社 2023年4月20日

感想

仕事で「もう一度ちゃんと考えてから提案してほしい」と指摘されたとき、正直悔しかった。自分なりに考えているつもりなのに、なぜ伝わらないのか。その疑問を解くヒントがこの本に詰まっていました。 著者が強調するのは、思考の量ではなく質だという点。エンジニアとしての経験からも深く納得できます。複雑なシステム設計でも、「とにかく時間をかけた」案より「制約条件を明確にして整理した」案の方が評価されますから。この本はまさにそこを言語化してくれています。 単なるHow-To本ではなく、思考プロセスの本質に踏み込んでいる点が良い。章立ても実践的で、具体的なシーン別の考え方が示されているため、月曜日の会議から即座に応用できそうです。 一つ注意としては、内容が腹に落ちるまでには自分の経験と照らし合わせながらの読み込みが必要。さらっと読んで終わりでは宝の持ち腐れになるでしょう。ただし、その手間をかける価値は十分にある。プレゼンやコミュニケーションで「もやもや」していた部分がクリアになります。

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