結翔の本棚
感想

フランス文学の古典って難しそうなイメージだったけど、これは思ったより引き込まれた。チボー家の人間関係が複雑に絡み合ってて、まるでドラマを見てる感じ。3巻目ということで登場人物たちの関係が深まってるし、ここまで来ると各キャラの背景とか心情が気になって仕方ない。 特に良かったのは、一つの家族の日常の中で、時代の流れとか社会の変化が自然に描かれてるところ。歴史の教科書みたいに堅くなくて、人物たちの生活を通して時代が見えてくるんだよね。恋愛や家族の葛藤とか、今でも通用するテーマばっかだし。 ページ数も新書版でちょうどいい長さだから、漫画ばっかり読んでる自分でも読み切れた。文体も古い作品なりに読みやすく工夫されてる感じ。ただ登場人物が多めだから、時々「あ、この人誰だっけ?」ってなるのは難点かな。でも全体的には満足。続きが気になるし、このシリーズ続けて読みたい。