結翔の本棚
鉄道員(ぽっぽや)

鉄道員(ぽっぽや)

浅田 次郎 集英社 2000年3月1日

感想

正直、このタイプの本を読むのは初めてだったんだけど、めっちゃ良かった。駅員さんの人生を描いた短編集なんだけど、重たいテーマなのに変に暗くなくて、むしろ温かみがある。特に表題作の「鉄道員」は、つらいことを経験した人が毎日駅に立ち続けるっていう話なんだけど、読んでると何か心がじんわり温かくなる感じがした。 漫画やライトノベルばっかり読んでた俺には、短編集ってちょっと読みづらいかな?って思ってたけど、1つ1つが短いから気軽に読めるし、それぞれが違う話だから飽きない。登場人物たちが普通の人たちなのに、どこか心に残る瞬間があるんだよね。 第117回直木賞受賞作っていうから期待してたけど、その評価に納得。難しい言葉とか少ないから高校生の俺でもスラスラ読めたし、大人が読んでも絶対響くんだろうなって思う。ベストセラーになるわけだ。もっとこういう小説を読んでもいいかなって感じた。